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「数字の誤りは致命的!」

校正・校閲において、特に気を付けなければならないのが「数字」です。例えば、金額、日付、商品コード、スペック、電話番号、住所など、挙げていけばキリがありません。こういった数字に誤りがあれば、大きな問題につながってしまいます。カタログに載っている金額が間違っている、お問い合わせ先の電話番号が違う、商品スペックに誤りがある…どれも重大な問題で、刷り直しに直結しかねません。

大きなトラブルを防ぐためにも数字については丁寧に確認していかなければなりません。数字は見間違いがよく起きてしまうものでもあります。「6」と「8」、「1」と「7」など形が似たものは要注意です。手書きの赤字が乱雑で「1」と書いたつもりが「7」に見えてしまい、そのままオペレーター・校正者ともに見間違えてしまうということも起こりえます。校正の際、少しでも不明瞭であれば確認の疑問出しをする必要があるでしょう。

数字自体はあっているのに、単位が間違ってしまうというミスも考えられます。「キロ」や「万」が抜けてしまうということもありがちです。

≪単位の抜け≫
誤)1海里は1.852メートル
正)1海里は1.852キロメートル

位取りのカンマを入れるはずが、小数点になってしまうという場合もあります。

≪位取りのカンマと小数点の誤り≫
誤)1海里は1.852メートル(小数点)
正)1海里は1,852メートル(位取りのカンマ)

その他、位取りのカンマの位置がずれてしまうこともあります。「128,000円」となるべきなのが「12,8000円」となってしまうなどです。位取りのカンマがずれていると読者が金額を誤認するおそれがあります。

数字は丁寧な確認が求められますが、見落としを防ぐためどのような対策が必要でしょうか。簡単にいくつか方法をご紹介いたします。一つ目に挙げられるのが「点チェック」です。数字一字一字に対して鉛筆やマーカーなどで点を打ちながら確認する方法です。通常だとある程度、複数桁のまとまりで見てしまいますが、一字ずつ確認することで見間違いや思い込みを極力減らすことができます。

続いての方法は「逆から見返す」という方法です。通常の読む順番で見た後、その逆からも確認することです。「123456789」という数字だったら「987654321」と逆から確認し直す方法です。これも先ほどと同様に、一字一字に対する注意力を上げることでミスを減らすことができます。

数字のチェックは極めて重要なので2人体制でチェックを行う場合もあります。最初に目を通した人とは別の人が改めてチェックし直す方法です。「ダブルチェック」や「2見(けん)」と呼んだりします。

2人体制でのチェックには「読み上げ」という方法もあり、一人が原稿を声で読み上げ、もう一人がそれを聞いて校正紙を確認します。一人での作業の場合、原稿と校正紙を目が行ったり来たりするうちに、誤って別のところを見てしまったりということが起こりえます(特に表組などで起こりがちです)。「読み上げ」だと常に校正紙から目を離さない状態なので、そういったチェック箇所の見間違えを防ぐことができ、注意力を高めることができます。

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